三段式のカラーボックスが壊れました。
二つ並べて階段室で使っていたので、また揃えたい。
幸い、他の部屋に同じものが1個あったので、
その中身を処分して移動し、階段室用として使いました。
壊れたボックスは、
「天板の割れ」
「ビス留め部分の破損」
の部分が、修復できない状態でした。
他の部分はそのままだったので、これは再利用しなければなりません!
経済産業省から出された「3R政策」をご存知ですか?
平成13年1月に「循環型社会形成推進本法」が施行されました。
これは、ごみを減らし、限りある資源を無駄遣いせずに有効利用し、 環境への負荷が少ない循環型社会を目指す、という内容になっています。
そしてこの法律では、廃棄物処理の優先順位が次のように法定化されています。
(1)発生抑制(Reduce:リデュース)→ ごみになるものを減らす
(2)再使用(Reuse:リユース)→ 使い捨てせずにそのままの形状で何度も使う
(3)再生利用(Recycle:リサイクル)→ 原材料として再生して使うこと
(4)熱回収
(5)適正処分
特に、(1)(2)(3)の取組み→3R(スリーアール)の取組みを、進めていくことが必要であると提言されました。
3Rは、事業者・国民・地方公共団体等が実行できる取組みです。
その後、「5R」という言葉も使われるようになりました。
3Rに、
拒否(Refuse:リフューズ) → ごみになるものを断ること
修理(Repair:リペア) → 修理・修繕しながら物を大切に使うこと
を加えた内容になります。
5Rには法の定義はありませんが、私たちが実行できるという観点から考えられました。
他にも、循環型社会を目指すために、次のような言葉も使われています。
Reform(リフォーム):改良して再び使えるようにする
Rebuy(リバイ) :再利用できるものを購入する
Return (リターン) :使った後は購入先に戻す
Refine(リファイン) :ゴミを資源と分別して再利用できるようにする
Regeneration(リジェネレイション):再生品の使用を心がける
Rethink (リシンク) :自分にとって本当に必要か考える
Rental(レンタル) :借りることで所有するものを減らす
頭文字が全て ” R ” から始まります・・・。
キーポイントは、” R ”
※ 当R工房のRは、Refresh(リフレッシュ) のRです。
以上をふまえて、カラーボックスを以下のように再利用しました。
壊れたカラーボックスの再利用
1.アルバム収納棚
作り付けの棚下の空間に、アルバムを収納するスペースを設けて有効に使えるようにしました。
壊れたカラーボックスの二段部分を切り取って、横に設置。
アルバムの高さを考慮し、カラーボックスを7cmカットしました。
その上に、アルバムを映像のように収納。
※このような空間の利用は、3/11投稿記事の「食器棚リノベーション」と同じです。
2.台所、流し台下の収納棚
流し台下の収納については、洗剤やクレンザー、ハイターなどの容器の収納となりますが、やはり棚を設けて二段にすれば空間を有効利用できます。
壊れたカラーボックスの一部を使いました。
補強をして、単純に置いただけです。
3.包丁立てを取り付け
カラーボックスの背板を使って、包丁立てを作り、流し台扉の裏に取りつけました。
最も簡単に、手抜きぎみの包丁立てです・・・苦笑。木目調です。
元々の包丁立てに4本、新たに3本収納できました。
4.食卓テーブルに小物入れを作り付けました!
「食卓テーブルの自分の場所に、小物入れを作って欲しい!!」
という女房の希望で、引き出し系の小物入れを製作、設置。
カラーボックスの一部を材料にして、
食卓の脚の部分の受け材を利用して溝を付けて
製作した引き出しを取り付けました。
なるべく、単純なつくりを考えたのですが、どうでしょう・・・?
3Rを意識して取り組みましたが・・・。
・Repair:リペア → 「包丁立て」や「小物入れ」に使うことができた。
・Reduce:リデュース → 結局、捨てたのは、潰れて壊れた部分のみです。
自己満足です!
ただ、社会の一員として
何かしら(貢献)しなければ、と思うわけです。