『はたちの献血キャンペーン』
『愛の血液助け合い運動』
『始めよう血液、君の勇気が命を救う!』
『新型コロナで輸血用血液不足!』
どなたでも、一度は耳にしたことがあるかと思います。
そもそも輸血用血液が、そんなに足りないのでしょうか?
輸血を要する急な手術がたくさん行われているのでしょうか?
こんなふうに、疑問に思っている人も多いのでは・・・?
私もそんなふうに思っていたことがありました。
実際のところ、輸血用血液が不足したことはないそうです。
また全国を7つのブロックに分けていて、あるブロックで不足となると他のブロックから供給されるようなしくみになっています。
それは、『輸血用血液製剤を人工的に作ることも長期にわたって保存することもできない』ためです。
つまり、輸血用血液の有効期限が短いためなのです。
<輸血用血液の種類ごとの保存期間>
・「赤血球製剤」:外科手術の出血時に用いられる・・・・・・・21日間
・「血小板製剤」:止血機能をもつ・・・・・・・・・・・・・4日間
また、少子高齢化の進行によって、2027年には延べ85万人分の血液が不足すると推計されています。
したがって、将来にわたり輸血医療を支えていくためには、日常的に継続的に献血の協力を呼びかけていかなければなないのです。
以前は、職場に「献血移動車(献血バス)」が来ていたので、毎年、献血をしていたのです。
さかのぼってみると、私の「献血」のスタートは、「コウノトリ献血」が最初でした。
これは、青森県内の献血運動のひとつで、出血に対する備えとして輸血用血液の確保策としての運動です。
妊婦さんの家族や友人に献血をしてもらい、県内での献血数を確保しようという運動です。
ちょうど我が家で、第一子を女房が妊娠した時に初めて献血をしました。
「コウノトリ献血です」というと、「コウノトリ献血シール」をくれます。
それを妊婦さんが持っている「母子健康手帳」に貼ります。

確か、シールは3枚以上、ということを言われたような・・・。
私を含めて家族、親類から3名に献血をお願いしたと思います。
(※ちなみに、我が家は長女、長男、二男の3人でしたが、長男の時はシール7枚、二男の時はシール3枚が母子健康手帳に貼られていました。)
今回は、買い物先のスーパーで献血移動車みかけたので、ふらっと立ち寄った感じです。
受付で手続きを済ませてます。
以前まで持っていた「献血カード」を紛失したのですが、その場ですぐに新しいカードを発行してくれました。
「献血回数」、「直近の献血日」、「次回の献血可能日」などが掲載されています。
今回で、23回目の献血となりました。


次に、問診と検査(血圧測定、体重測定など)を終えれば献血開始となります。
すると、私の前の方(ご婦人)が、体重測定で「少し足りませんので・・・」と係りの人に言われて、やむなく献血できなかったご様子でした。
私は400mlの「全血献血」で、その基準は下記のとおりです。
■体重:男女とも、50kg以上
■最高血圧:90mmHg以上
■体温:発熱をしていないこと
そんなこんなで、献血車に入って献血をします。
献血車では、3名分の簡易ベッドがあり、順次献血を行っていきます。
これまで2、3回、献血ルームで献血をしたことがあります。
綺麗で落ち着いた雰囲気がありますが、とても静かで緊張しました。
それ以外は献血車でした。
なんか和気あいあいとした感じで、私はこちらの方がとてもやりやすかったです。
※下図参照(献血車内部の状況)!

1.「誰かのためになる!」
必要としている方に輸血が行われたのであれば、嬉しい!
そのために献血をしていますので。
とにかく保存期間が短いので、有効に使ってもらいたいです。
2.「健康検査をしてもらえる!」
献血後、しばらくして下図のような検査成績が送られてきます。
項目ごとに数値が出ているので、自分の健康状態が分かります。
※昨年、新型コロナにより、街の飲食店にほとんど出かけていないせいか、ナント、ɤ-GTPの値がその前の年の値の半分くらいに下がっていた(嬉)。でも基準値範囲よりオーバーしてます・・・苦笑。


3.「おみやげ?をもらえる・・・」
終了後、水分補給のために清涼飲料水とタオルをもらえます。
献血ルームでは、飲み物(コーヒー、お茶など)類を自由に頂くこともできました。
老弱男女を問わず、献血に協力する方々がいます。
来るべき将来のためにも、微力ながら今後も「献血」に協力していきたいと思います!