「包丁、はさみを砥ぐ・・・その前に、砥石を砥がなければなりません!」
具体的には、砥石の砥ぎ面を平らにする、ということです。
このように「平らな砥石面で刃物を砥ぐ」、ということが大切です。
さまざまなやり方があるかと思いますが、
私は、最近、砥石専用のダイヤモンド砥石で砥ぎ直しています。
■ 私の、砥石を直すための砥石(?)
最初はスエヒロ面直し(上の画像5)を使っていましたが、砥石よりも若干小さいので、ナニワの面直し(画像6)にしました。
これで目一杯、砥石をこすって直していました。
ただ、けっこうな労力を使います・・・。汗
そこで、GOKEI面直し用砥石(両面#120、#180)を次に使ってみました。
これは、長さが砥石より長いので、均等に納得のいく面直しが出来ました。
ただ、使っているうちに#120側の中央が出てきて(#180側がへこんで)、湾曲して使いづらくなってきました。
ダイヤモンド面直しなので、すばやく削れますが・・・。
現在使っているのは・・・
研承 面直し用ダイヤモンド砥石(替刃)、アトマ・研承 共用アルミ台
最近は、もっぱらこの面直し用ダイヤモンドを使っています。
とにかく直しが早い、そして綺麗に仕上がります。
アルミ台も15mm厚なので、重みがありしっかりしています。
※面直しの様子
面直しをする場合は、画像のように直しが必要な面に、鉛筆で適当にラインを書いてから行います。高い部分から砥ぎますので、低い部分のラインが残ります。
それを確認しながら、全体のラインが消えるまで砥ぎ直します。
そして、均等に平らな面になるように行います。
■この砥石も、両サイドをけっこう使って砥ぎを行いました。
※部分的に面直しが必要な場合
砥ぎを終えて、極端に高い部分が残った時などは、シャプトンの復活砥石を使います。
研磨力が高いので、個人的には使いやすいです。
これで、高い部分を削っておいて、次にダイヤモンド砥石で全体を砥ぎます。
砥ぎ汁もけっこう出ますよ・・・。